水の音を聴く

 私の「密かな音楽の愉しみ」は、水の音を聴くことです。
 お風呂に入ったときに、潜ってみて聴こえる音、波ができたときの音、
 雨が傘を打つ音、川が流れる音・・・

 私の地元は、海がすぐそばにあります。
 夜には一人で、海岸や港に座ってぼんやりしていました。
 日によって、波の音は違うし、
 石を投げいれれば、ポチャンという音が鳴り、たまに海ホタルが光ります。

 たまに、車や人が通る音がして、
 月がきれいな以外は、真っ暗な中で海の音を愉しむことができます。


 私にとって、水の音は子守唄のようなものです。