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音楽教育活動

 ここでは、寺内大輔の音楽教育に関する活動を紹介します。



ワークショップ「音と遊ぶ〜自由即興演奏へのアプローチ〜」


 様々な音楽ゲームを通して、即興表現の能力を高めることを目的とし、主に、「周囲の音を注意深く聴くこと」、「それらの音に反応して自らも音を出すこと」の2つに重点が置かれている。
 


 このワークショップには、参加者の表現力を高めるのみならず、表現を楽しむことの可能性を広げるという目的もあります。音楽においても、現代では多様な音楽が世間に溢れているにも関わらず、その楽しみ方といえば、ほとんどが「音楽を聴く」といった楽しみ方に限られています。自分で演奏を楽しむ趣味を持っている人達も、カラオケやママさんコーラス、ロックバンド、クラシックピアノなど、既成の音楽を「よりうまく」演奏することが主になっています。こうした中、自らの感性を拠り所とした即興表現は、新たな音楽の楽しみ方の可能性を提案するでしょう。私は、これまでの教育活動、音楽活動の中で、そうした楽しみ方の重要性を常に感じていました。その可能性は、音楽のみならず、ダンスや演劇など、様々な表現活動をも豊かにすると思います。




2005年秋、東京、姫路、広島、呉で開催されたワークショップ(このワークショップは、2005年以前にも、C.I.co.主催のワークショップ(2003年)、エリザベト音楽大学エクステンションセンター(2004年)、福山市立福山女子短期大学(2004年)などでも行われている)。




「<音楽家の耳>トレーニング」

 2000年にスタートした、エリザベト音楽大学のプロジェクト。
 従来、別々に学習されてきた「音楽理論」と「ソルフェージュ」を一体化させた音楽の基礎教育システム。作曲家・近藤譲氏が監修し、寺内を含む数名の音楽家が開発に携わった。
 また、従来のソルフェージュ教育では、学習内容が「視唱」と「聴音」のみに偏っていたが、このシステムでは、瞬間的に音に反応する「オーラルトレーニング」を大幅に導入することによって、実践的な音楽活動に直接役立つ能力の育成をねらいとしている。
 2002年から、エリザベト音楽大学のカリキュラムに取り入れられ、2004年まで寺内大輔も授業を担当、指導法の講師も務めた。


課題集。春秋社より出版されています。




「渦 児童器楽合奏のために」

 2000年に作曲された、児童器楽合奏のための作品。
 寺内が当時勤務していた呉市立白岳小学校児童のために書かれ、当時の5年生106名により、2000年11月5日に初演。

 体育館の3箇所に分かれた3グループの児童達による、空間的な音響をねらいとしている。楽譜には、短いフレーズがいくつか記されている。児童達は各グループのリーダーからの合図によってフレーズを選択し演奏する。その変化は、リーダーの合図によって行われるが、児童達はただリーダーに従えば良いというだけでなく、ひとりひとりの瞬間的な判断も必要とされる。
 106名の迫力ある音響が、リーダーの合図で瞬時に色を変える様子が特徴的な作品。

 この作品は、主に「音響」に焦点が当てられているため、明確なメロディがない。そのためか、児童達からも、初演を聴いた保護者の方々からも、賛否の声が挙がった。

 翌年の2001年には、「渦 室内楽のために」も作曲され、広島で初演されている。



音楽教育についての職歴

 エリザベト音楽大学エクステンションセンター非常勤講師(98年〜05年)
   「作曲」(98年〜04年)
   「音楽家の耳トレーニング指導法講座」(04年1月〜3月,6月〜7月)
   「
と遊ぶ〜自由即興へのアプローチ〜」(04年5月)
 呉市立白岳小学校非常勤講師(99年〜02年)
   「音楽(5,6学年)」(99年〜02年)
   「音楽(障害児学級)」
(99年〜02年)

 NHK広島文化センター講師 (00年〜01年)
   「西洋音楽の旅〜グレゴリオ聖歌から現代まで〜」
   「西洋音楽の旅〜現代からの音楽鑑賞〜」

 エリザベト音楽大学非常勤講師(02年〜05年)
   「音楽理論I,II」(02年〜04年)
   「ソルフェージュI,II」
(02年〜04年)

 吉井音楽アカデミー講師(03年〜04年)
   「作曲」(03年〜04年)
 広島大学総合科学部非常勤講師(03年〜)
   「演劇と映画」(表現の意味を考える〜作曲とパフォーマンスの現場から〜)(03年6月, 04年6月)

 福山市立福山女子短期大学生活創造学科音楽コース特別講師(04年7月)
   「音と遊ぶ〜自由即興へのアプローチ〜」



講義、ワークショップ歴

 広島市文化財団主催,映像文化ライブラリーレコードコンサート講師(99年〜)
   「20世紀音楽における声」(99年7月)
   「20世紀ピアノ音楽の実験」(00年7月)
   「越境の演奏家たち」(01年6月)
   「カノンとフーガ 〜追いかけっこの音楽〜」(03年1月)
   「西洋人の見た東洋」(03年11月)
   「電子音楽の歴史」(04年7月)
 クリエイティブ・ミュージック・フェスティバル講師(03年,04年)
   「詩のボクシングを楽しもう」
(03年8月)
   「朝の目覚ましセッション」(04年8月)

   「クリエイティヴ合唱団」(07年8月)
   「口琴やろうぜ!」(07年8月)

 C.Ico. 大蒟蒻とエンペラ講師(03年12月)
   「音と遊ぶ〜自由即興へのアプローチ〜」
 広島市中区袋町情報交流プラザ,シティカレッジ講師(04年6月〜7月)
   「音楽家の耳トレーニング」

 聖ヨゼフ学園高等学校特別講師(05年10月)
   「作曲と即興演奏」

 音と遊ぶ〜自由即興演奏へのアプローチ〜講師
   (05年10月,11月,東京,姫路,広島,呉)

 ワークショップ、ラジオリートフェルト(07年1月、アムステルダム現代美術館)
 静岡大学付属島田中学校研究発表大会講師(07年11月、静岡)
   「声の表現の可能性〜寺内大輔の実践より〜」