「海〜複数の酒の貯蔵タンクとタタッキーのために〜」
The Sea for some liquor tanks and Tatakkies (2009)


 現在は使われていない酒の貯蔵タンクに、それを自動で叩き続ける装置「タタッキー」を取り付けて音を出している。この動画ではわかりづらいのだが、実際には音量が大きく、かつ空間的な興味深い響きであった。なるべく音量を大きくして、想像力を働かせながらお聴き頂きたい。

作品解説*****************************
酒の貯蔵庫が、こんなに良い音がするとは思わなかった。
拳で軽くノックするだけで、よく響く。
吉冨蔵には、10を越える貯蔵庫がある。これらの貯蔵庫を一斉に叩くと、どのような響きになるだろうか。そんな単純な興味こそが、この作品の源泉となっている。貯蔵庫を自動的に叩き続ける装置「タタッキー」を考案、制作し、貯蔵庫に取り付けた。あとは、タタッキーのスイッチをひとつずつ入れ、その音の海に身を任せるのみである。
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 注)本動画がリンクしているサイト「youtube」では10分を越える動画が公開できないため、動画の最後が少し切れております。お詫び申し上げます。

 初演:
 2009年9月7日〜18日「第2回 吉冨蔵ART展」
 広島県東広島市の賀茂鶴酒造吉富蔵






 


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